King Penguin(キングペンギン)

キングペンギン
撮影:管理人

主要情報

学名 Aptenodytes patagonicus
英名 King Penguin
通称 オウサマペンギン、キングペンギン
エンペラーペンギン属
生息地 南緯46度~55度の亜南極、南極域の島々。フォークランド諸島、サウス・ジョージア諸島、クロゼ諸島、ゲルゲレン諸島、ハード島、マッコリー島等
体長 85~95cm
体重 15~20kg
保全状況 LC(低懸念)
小魚、イカ、タコ
営巣地 巣を作らない
巣材 なし
クレイシ 形成する(ハドルは組まない)
個体数 1,600,000つがい
一腹卵数 1卵
繁殖期 育雛期が長く、3年に2回又は2年に1回の繁殖
換羽期 27~36日間
日本での飼育 旭山動物園、鴨川シーワールド、恩賜上野動物園、長崎ペンギン水族館等

考察

現存種の中で2番目に大きい種。鮮やかなオレンジ色のイヤーパッチが特徴的です。エンペラーペンギンと似た外観をしていますが、イヤーパッチの濃さやフリッパーの大きさに違いがあります。また雛の外見は全く違います。

キングペンギンは主に温帯地域に生息している為、ハドルは形成しません。繁殖の際、巣は作らずに抱卵斑で卵を暖めます。繁殖地は海岸や雪・氷のない場所を好み、南緯46度~55度の島々に生息しています。

雛は3週歳ほどでクレイシを形成して、成長の羽毛に生え変わるまで9ヶ月をクレイシで生活。コロニーの密度は高く、繁殖期間外には他の種と同居しているコロニーも見られます。

他種と比べると繁殖期間が長く、一度の繁殖に14ヶ月以上を費やす為、繁殖周期は3年に2回~2年に1回。保全状況は2016年評価でLC(低懸念)と良好です。

日本での印象としては国内の動物園・水族館でよく見られる為、馴染み深いペンギンではないでしょうか。潜水能力に長けていて、300メートル以上の潜水も記録されているようです。最近はコウテイペンギン人気に押され気味なペンギンです。

ペンギン全種表

エンペラーペンギン属 コウテイキング
アデリーペンギン属 アデリージェンツーヒゲ
フンボルトペンギン属 フンボルトケープマゼランガラパゴス
マカロニペンギン属 マカロニミナミイワトビキタイワトビフィヨルドランドロイヤルスネアーズシュレーター
イエローアイドペンギン属 キガシラ
リトルペンギン属 リトル