主要情報
学名 | Spheniscus humboldti |
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英名 | Humboldt Penguin、Jackass Penguin |
通称 | フンボルトペンギン |
属 | フンボルトペンギン属 |
生息地 | ペルー・チリの沿岸、付近の島々 |
体長 | 65~70cm |
体重 | 4~5kg |
保全状況 | VU(危急) |
餌 | 小魚 |
営巣地 | グアノ層、洞穴、岩の割れ目 |
巣材 | 羽毛 |
クレイシ | 形成しない |
個体数(成鳥) | 23,800羽 |
一腹卵数 | 2卵 |
繁殖期 | 年によって異なる。(年に二度繁殖することもある) |
換羽期 | 1月~2月 |
日本での飼育 | アクアワールド大洗水族館、旭山動物園、長崎ペンギン水族館等 |
考察
主にペルー・チリの沿岸部に生息している温帯ペンギン。くちばしから目元の肌の裸出が多く、胸に黒色の羽毛の束が一本通っています。腹面は白く斑点有り。
ペルー海流により育まれる魚を主な餌としますが、魚の乱獲により個体数を減らしていると言われています。又、営巣に使うグアノが過去に肥料として多量に採掘された為、繁殖地を失い個体数を減らしています。
19世紀の個体数は100万羽以上ですが、現在は3万羽程度となっていて減少率は極めて高く、人間の活動による影響を大きく受けて個体数が減っているペンギンかもしれません。
赤道直下の地域に生息している為、人間の活動だけではなくエルニーニョ現象も個体数の減少に影響しています。減少率を見ると野生下では絶滅の危険も考えられますが、日本ではペンギンの中で一番飼育数の多い種です。
生息地の気候が日本と近いことが日本で飼育が盛んな理由の一つのようです。実は初めて日本で飼育されたペンギンでもあり、1915年に初めて上野動物に寄贈がされています。
ペンギン全種表
エンペラーペンギン属 | コウテイ、キング |
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アデリーペンギン属 | アデリー、ジェンツー、ヒゲ |
フンボルトペンギン属 | フンボルト、ケープ、マゼラン、ガラパゴス |
マカロニペンギン属 | マカロニ、ミナミイワトビ、キタイワトビ、フィヨルドランド、ロイヤル、スネアーズ、シュレーター |
イエローアイドペンギン属 | キガシラ |
リトルペンギン属 | リトル |