
ペンギン映画”皇帝ペンギン”の続編が今年2018年の8月25日から日本で公開されるようです。タイトルは”皇帝ペンギン ただいま”。一作目を映画館で観ているのですが、観たのは2005年ですので復習の為にもう一度観てみました。感想など書きたいと思います。
映画『皇帝ペンギン』の基本情報
- 上映時間:1時間26分
- フランス公開日:2005/1/26
- 日本公開日:2005/7/16
- 主演:ロマーヌ・ボーランジェ, シャルル・ベルリング, ジュール・シトリュク
- 吹替主演:石田ひかり, 大沢たかお, 神木隆之介
Amazonの作品概要
南極に冬がやってくる3月、多くの生き物たちが暖かさを求めて北へ移動する中、逆に南へと旅を始めるものたちがいた。ペンギンの仲間の中でもっとも大きい、皇帝ペンギンたちだ。5月末、産卵を終えたメスたちは卵を自分のパートナーに託し、100キロあまり離れた海へ向かう。自分とこれから産まれるヒナのための餌を求めて。(c)BONNE PIOCHE /APC 2005
視聴
僕が映画館で観たのは吹き替え版ですが、凄い子供向けに作らていたような記憶があったので、今回は字幕でAmazonのストリーミングレンタルを利用して観てみました。字幕版は400円で吹き替え版よりちょっとたお高くなります。
レンタルボタンを押すと特に決済画面などには移らずに、直ぐにクレジットカードで購入した形になるので要注意。購入するとその後30日間、視聴を開始するまでの期間が与えられて、一度視聴(再生)をするとその後は2日間(48時間)でレンタル期間が終了するようです。
結構シビアですね。実物を借りている訳でもないので、一週間ぐらいは見直せるようにして欲しい・・・。吹替版は100円と激安なので、そっちを見るもの有りかと思います。

内容
この映画はエンペラーペンギン達がつがいを形成して繁殖から子育て、雛が独り立ちするまでの一連の流れを追った作品です。内容は基本的にペンギン本に記述されてあることと同じですが映像で見られる事が非常に嬉しく、1時間半の中に自然な流れで収まっていたと思います。
見どころ
この作品のメインはやはり”映像そのもの”かと思います。人工物は映らずに自然界の良さがしっかり映し出されています。産まれた卵を落とさないように雌から雄へ渡す場面や海中でヒョウアザラシに襲われそうになる場面など息を呑んで観ていました。
海中シーンは少ないのですが、逃げている時の水を切る音の臨場感や、アクロバティックな泳ぎは目を見張ります。陸上で吹き荒れるブリザードは観ているだけで痛くなり改めて凄いところで生活しているなーと思いました。列になってトボガンをしている成鳥の姿や雛たちの姿・鳴き声も非常に可愛いく見どころです。
画質
画質自体は大分ざらざらでした。Amazonのストリーミングレンタル版はHD画質で、フルHDのモニターに最大化して観てたのでそのせいもあるのかもしれませんが、DVD版を観て、ブルーレイ版を買い直した方のレビューを読む限り恐らく、ブルーレイ版でも大した画質ではないかと思います。続編では恐らく画質が大きく向上していると思うので期待できる点ですね。
音楽
音楽は陽気なものから神秘的なものなどが心地よく流れていて非常に良かったと思います。この手の作品は眠くなることもあるので割と重要な要素ですよね・・・笑。
ナレーション
そして物議を醸し出しているこの作品のナレーション。語り手はペンギン視点で擬人化したような感じで雄役、雌役、子供役の3人がしてくれます。感情・思考の押しつけのようにも取れますが、普通のドキュメンタリーとはちょっと違う物を作りたかったのかと思います。
普通のナレーションに比べると、芸術的であり、飽きずに観られる点などが良い点でしょうか。しかしメインは映像だと思いますので、映像をより良くするための補足としては主張が大きいという点も。
まとめ
ペンギンの映像は良いもののもう少し氷山や海中など自然の美しい映像も欲しかったです。音楽が良い感じで、ストーリーは王道です。

別バージョン
この映画は”第78回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞”という賞を受賞しているのですが、受賞したものは普通のナレーションに作り変えた”March of the Penguins(ペンギンたちの行進)”という映画とのこと。やはり賛否両論分かれた部分だったのでしょうか。
続編
続編のストーリーは雛メインみたいです。成長後のつがいを形成するまでの若鳥、いわゆる放浪個体も観れるのでしょうか。続編の撮影にはドローンも使わているようです。
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