主要情報
学名 | Aptenodytes forsteri |
---|---|
英名 | Emperor Penguin |
通称 | コウテイペンギン |
属 | エンペラーペンギン属 |
生息地 | 南極大陸、南極大陸に隣接する島 |
体長 | 100~130cm |
体重 | 30~40kg |
保全状況 | NT(準絶滅危惧) |
餌 | 小魚、中型の魚、ナンキョクオキアミ、イカ、タコ |
営巣地 | 氷上(巣は作らない) |
巣材 | なし |
クレイシ | 形成する |
個体数 | 495,000羽(2009年人工衛星での個体調査) |
一腹卵数 | 1卵 |
繁殖期 | 3月~翌1月(産卵5月) |
換羽期 | 1月~2月 |
日本での飼育 | アドベンチャーワールド |
考察
最も過酷な環境で繁殖する生物とも言われているペンギン。体長は全種の中で一番大型。同属のキングペンギンに比べて斑紋の色が薄く、体型が寸胴。体温が逃げるのを防ぐためにフリッパーが小さいです。
抜群の潜水能力を持っていて600メートル以上の潜水記録と18分間の潜水記録があります。
南極大陸で繁殖する種はエンペラーペンギンとアデリーペンギンのみで、アデリーペンギンは氷が溶けて地面が露出する時期に繁殖するため、マイナス60度にもなる南極大陸の過酷な環境下で繁殖するのはエンペラーペンギンのみになります。
産卵後、雌は餌を求めて海に向かい、孵化まで抱卵は雄だけで行われます。9週間の抱卵期間、雄は絶食し、孵化後、雌が海から戻ってきたら育雛を交代して海に向かいます。
雄の絶食期間はなんと4ヶ月間にもなります。その間も産まれたばかりの雛にペンギンミルク(内壁)を口渡しすることもあります。敢えて厳しい季節に繁殖するのは、海へ出る巣立ちの時期が餌の豊富な夏だからということです。
保全状況はNT(準絶滅危惧)で個体数は約50万羽ですので、良いほうかと思います。
ペンギン全種表
エンペラーペンギン属 | コウテイ、キング |
---|---|
アデリーペンギン属 | アデリー、ジェンツー、ヒゲ |
フンボルトペンギン属 | フンボルト、ケープ、マゼラン、ガラパゴス |
マカロニペンギン属 | マカロニ、ミナミイワトビ、キタイワトビ、フィヨルドランド、ロイヤル、スネアーズ、シュレーター |
イエローアイドペンギン属 | キガシラ |
リトルペンギン属 | リトル |