主要情報
学名 | Spheniscus mendiculus |
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英名 | Galápagos Penguin |
通称 | ガラパゴスペンギン |
属 | フンボルトペンギン属 |
生息地 | ガラパゴス諸島 |
体長 | 45~50cm |
体重 | 2~3kg |
保全状況 | EN(危機) |
餌 | 小魚 |
営巣地 | 主に岩穴 |
巣材 | 枝、羽毛 |
クレイシ | 形成しない |
個体数 | 1,200羽 |
一腹卵数 | 2卵 |
繁殖期 | 年により異なる。 |
換羽期 | 年に二度換羽する。 |
日本での飼育 | なし |
考察
赤道直下に位置するガラパゴス諸島に生息するペンギン。体格は50cm程度と小柄でペンギン全体の中で2番目に小さい種です。顔、背面の羽毛は黒色。成鳥は目から顎にかけて不明瞭で細い白色の羽毛があります。ガラパゴス諸島の一部は北半球にある為、唯一北半球にも居るペンギンと言えます。日本では飼育されていません。
ガラパゴス諸島の気温は40度以上にもなりますが、海水温度はクロムウェル寒流の影響により20度前後を保つ事ができます。陸上のガラパゴスペンギンは肢や脇の下が日陰になるように立って、パンティング(喘ぎ)をすることで体温調節をします。
営巣は岩の割れ目等の日陰になる場所でして、繁殖はエルニーニョ現象等による海水温度の変化に影響される為、決まった期間は持ちません。エルニーニョ現象が起きると水面温度が上昇し、餌となる魚が通常より深くに潜ってしまう為、繁殖をしなくなります。
ガラパゴスペンギンは海水温度の変化が大きい海域に住んでる為、生息数が安定せず近年の個体数調査では1,000~2,000羽と非常に少なく、絶滅の心配がされています。個体数ではペンギンの中で一番少ないです。
自然現象に負けずに頑張って欲しいですが対策も難しそうなので心配です。エンペラーと環境の厳しさの違いで対極をなすペンギンと言えるかも知れません。
ペンギン全種表
エンペラーペンギン属 | コウテイ、キング |
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アデリーペンギン属 | アデリー、ジェンツー、ヒゲ |
フンボルトペンギン属 | フンボルト、ケープ、マゼラン、ガラパゴス |
マカロニペンギン属 | マカロニ、ミナミイワトビ、キタイワトビ、フィヨルドランド、ロイヤル、スネアーズ、シュレーター |
イエローアイドペンギン属 | キガシラ |
リトルペンギン属 | リトル |